めっちゃ関西やんけ!~前篇~

やっと風邪も治まってきて、そろそろブログを書かないと関西へ行った記憶すら無くなってしまう気がしたので慌てて書いてます。

 

タイトルの通り関西へ行ってきました。(※本来の目的はオフ会でも、オフパコでもありません。面接です。)

 

青春18きっぷも買ったし、関西へ行く準備は万端!」と胸を弾ませウキウキしていたら就寝4時、起床16時。そもそも支度すらしていなかった私は「何の準備が万端だったんだ…」とキャリーバックにスーツを放り込み、身長を倍以上にした夕日影の足の長さにうっとりしながら家を出た。旅行初日、新宿駅を上品な装備でキメて歩いていると一度だけオフ会をしたことがある女ツイッタラーに片特定され「中途半端な荷物転がしてる草ぴょん見たよw」と言われ「(なんだコイツ、中途半端なリプしてきやがって。私の荷物かよ。)」と。2015ツイッタラーから始まる幸先のよい旅が幕を開けた。

 

新幹線に乗り込み、中学の修学旅行で関西へ行く時も馬鹿の一つ覚えのように聴いていた『大阪LOVER』をこれまた2時間ずーっと聴いて「まずい、馬鹿になってきた…焼身自殺しそう…」という所で初日に待ち合わせていた人へ連絡を入れた。

 

私「最終に間に合ったよ0時ちょい前にそっちに着くよ」

相手「は?21時に着くんじゃなかったの?!」

私「メール短すぎたかな、私もそっけないけど」

相手「ドリカムかよ。分かりづらい。」

 私「ん~大阪の空気うんめぇ~」

相手「これだからカッペはなぁ…」

 

などと言っていた相手ですが、実際に待ち合わせた時「新大阪なんてそんなに来ないからな~」と待ち合わせに手こずり15分爆使い。怒りながら「これだからカッペは困る!」と吐き捨て、たっぷりウンチタイムに時間を裂き、15分押しの待ち合わせで10分はウンチ押しという最強を捻り出した。

 

ラーメンを食べたいというリクエストを一週間前からしていたのに、前日ラーメン食べて吐いたから無理の一言で一蹴され「天満駅近くにある日本一長い商店街へ行けば何かある!」ということで、行ってみると日本一長いシャッター街が続いていた。「なにこれ」「わからん…」「本当にココなの?」「こんなんが一生続いた商店街とかしんど過ぎるでしょw」プリウスで乗り付けてこの商店街メチャメチャにしてやろうか!という憤りを相手にキャリーバックコロコロさせることで抑え、電マ駅のスラム街を江戸っ子顔で闊歩した。少し歩いただけでもカラオケ、パチンコ、チェーン店ばかりだったので500円で1時間飲み放題の妥協に妥協を重ねた居酒屋に入店。力強い江戸っ子らしくピーチフィズを注文し、相手のビールと乾杯。キムチを頼んだ相手が胸をさすりながら「やべやべ、オモニの血が騒いでしまったw」と笑顔で話しかけてきたので、無邪気な顔で無視した。大学生特有の飲み比べがスタートした頃から記憶が曖昧になり、店を出る頃にはどちらが会計したのか覚えてない…という事は絶対に起こらない程お金に細かい関西人としっかり割り勘をし退店。

 

「ありがとうございました、おおきに~」

 

「おおきに~」の部分で「ハッ、ここは関西か…!」と再認識し、天満からほど近い?(酔ってたので、どれくらい歩いたのか全く覚えていない) 大阪城を目指しズイズイ出陣した。すっかり気分は豊臣秀吉の私へ大阪城が見えてきた辺りで「あれが大阪城だよ」と半ば強引な「(もう見えたんだし帰ろうよ…)」を背中に受け、私自身もこんなに歩いたのに小高い山の上にある誰かの実家のようなソレに滾っていた気持ちを殺がれ、豊臣秀吉の鎧をお堀へ脱ぎ捨て、近くのベンチへ腰を下ろしチューハイで再度乾杯。池で服をビシャビシャに濡らしながら二人でグルグル走りまわったり、地べたへ寝転がったりと、社会人になった途端自制心から出来なくなりそうな事を沢山して、大学生最後の夏に最高の思い出を刻んだ。ただ池に入って服を生臭くするという東京でも出来るような思い出を。翌日目覚めた時、擦り傷や痣が体の彼方此方に出来ているのを発見し、「何コレ?!!アイツ徳川家康だったのか…?」と混乱しつつ、いやいや酔っていてもしっかり豊臣秀吉に額ずいたのだろうと納得させ、自分の出来の良さにニチャァ…と笑みを浮かべながら面接へ向かった。

 

出来が悪すぎて面接はサイレントお祈りされました。